高和集落は、神戸市西区押部谷町にあり、ニュータウンや工業団地に隣接していながら、豊かな自然と歴史が残る美しい農村集落です。
僧行基が天平2年(730年)開基する真言宗の高野山派の高和山性海寺があります。
近年には高和村と性海寺村が合併して高和山の山号にちなんで高和と呼称しています。
寺が先か集落の発生が先か分からないですが、「タカ」は「小高い所」、「ワ」は「山裾の曲がりくねった所」の意味で、旧性海寺村や高和村の地形を表しています。
約30haの水田で栽培されているお米の品種には、
キヌヒカリ・ヒノヒカリ・コシヒカリがあります。
高和集落の東部に位置する広大な果樹団地では、梨・桃・柿・ブドウ・柑橘などの果樹を植栽しています。
梅や栗など多種多様な果樹を増やしていき、新たな果樹産地づくりに励んでいます。
また、果樹団地で収穫された“梨”を使ってソース(梨醤ソース)や、梨ジャムの加工・販売も行っています。現在は、農産物直売所「六甲のめぐみ」を主体に消費者への直売を行っています。
桃の花が咲く4月ごろは景観も美しくお花見も楽しめます。